特集新しい資本主義実現会議~三位一体の労働市場改革の論点案~
企業の実態に合った職務給の導入を目指す
政府は4月12日に「第16回目新しい資本主義実現会議」を開催し、「三位一体の労働市場改革」の方向性を議論した。三位一体の労働市場革とは①リ・スキリングによる能力向上支援、②個々の企業の実態に応じた職務給の導入、③成長分野への労働移動の円滑化、を指す。会議の本部長を務める岸田内閣総理大臣は、リ・スキリングについて「企業経由が75%となっている在職者への学び直し支援策について、5年以内をめどに過半が個人経由での給付が可能となるようする」としたほか、職務給(ジョブ型雇用)の導入に関して「企業の実態に合った改革が行われるよう、多様な事例集を取りまとめる」と述べた。特集では会議が提示した「三位一体の労働市場改革の論点案」の内容を中心に紹介する。
News
- 現行の技能実習制度の廃止を明記(政府の有識者会議が中間報告書のたたき台)
- 昨年末賞与は3.2%増の39万2975円(厚労省・「毎勤統計」の特別集計)
- 地域別最賃目安額のランク、3区分に削減(目安制度開始以来初の見直しに 中賃が全員協議会報告を了承)
- 専門人材の新卒採用、3月以降可能に(26年春卒業の学生から 政府取りまとめ)
- 2年連続で前年比プラスに(主要シンクタンクの夏季賞与予測)
- 正社員の休日111日以上など定める(東北3県の家電量販店に労働協約を拡張適用)
- 賃金デジタル払いの法令違反指導など(23年度の地方労働行政運営方針を策定)
- 労働経済指標
特集トピックス
「モデル労働条件通知書」改正のイメージ
就業場所・業務の変更の範囲などを追加
判例詳解
連載258 学校法人羽衣学園事件(令5・1・18 大阪高裁判決)
非常勤講師の雇止めは無効で無期転換を認める
連載我が国の人事・労務管理のルーツを探る・第3部
第50回 江戸時代のサラリーマンの生活
「桑名日記」でみる均平の家の建て替えと多度祭のこと
連載税務相談百例
連載<257>
新旧NISA制度
ファイルデータファイル
仕事と育児等の両立支援に関する調査【企業調査】
短時間勤務「利用しない」男性正社員が8割
厚生労働省委託事業より
労務相談室
- 労働基準法就業規則を改訂した場合の本社一括届出/どのような要件を満たせば可能なのか
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