特集春闘特集
2025年 春闘特集 I
2025年賃上げ交渉に臨む労使の方針・見解をみる
賃上げ「定着の年」、デフレ脱却で経済の「巡航軌道」目指す
連合の2025年春季生活闘争の賃上げ要求方針は5%以上。23年から3年続けての5%要求だ。連合の2024年の賃上げ調査では5.10%と33年ぶりに5%台賃上げが実現した。連合としては「賃上げの流れを定着させ」、非正規労働者などに「賃上げのすそ野を広げる」のが本年春闘の目標だ。デフレ脱却で経済を巡航軌道に乗せることを目指す。十倉経団連会長も昨年10月の会見で、25年は「賃金引上げの力強いモメンタム」の「流れを定着させ、2%程度の適度な物価上昇」で「賃金と物価の好循環の実現する」ことの期待を表明。日本銀行の植田総裁は昨年12月の金融政策決定会合で利上げを見送った理由として25年の「春季労使交渉に向けたモメンタムについての情報がもう少し必要」と述べるなど、今春闘の交渉には期待が高まっている。石破首相は昨年10月の所信表明演説で、「物価上昇を上回る賃金の増加を実現」すると、積極的に賃上げを支援することを約束した。新卒初任給の高騰が示すように人手不足感は強いが、企業業績と物価上昇は2024年ほどにはみられないこともあり、本年の賃上げ交渉は厳しさが増しそうだ。
News
- 製造業96万54円、非製造業84万7549円(経団連・2024年年末賞与・一時金)
- 一般労働者賃金は過去最高の33万200円(厚労省・令和6年賃金構造基本統計調査)
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