特集改正入管法・育成就労法の要点
最短1年での転籍が可能となり外国人材が満足できる環境の構築が求められる
「出入国管理及び難民認定法及び外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律の一部を改正する法律」が2024年6月14日の参議院本会議で可決、成立した。これまでの技能実習制度に代わり、一定条件下での転籍や、特定技能へのスムーズな移行、違反企業等に対する罰則の強化などを盛り込んだ「育成就労制度」が創設される。施行は、公布日から3年以内とされており、実際に運用されるのは2027年前後になるとみられる。今号では、外国人雇用コンサルティングや在留手続きを得意とする株式会社ACROSEEDの佐野誠氏に同法について解説いただく。佐野氏は、外国人の意思による転籍が可能となり、最短1年で転籍する可能性があることから、賃金、労働環境、自己成長の実現など「外国人が満足できる環境を構築してくことが求められる」と指摘する。
News
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- 率は5.58%で1991年以来の5%超(経団連・大手の賃上げ最終集計)
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- 柔軟な働き方の措置、25年10月施行(労政審が改正育介法の政省令案など了承)
- 労働経済指標
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- 高年齢者雇用安定法高年齢者の再雇用を70歳まで延長することを検討/対象者を「解雇・退職事由に該当する者」以外は除外できないか
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