特集新たな「精神障害の労災認定基準報告」をみる
心理的負荷評価表に「カスハラ」など追加
厚生労働省は7月4日、精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会(座長・黒木宣夫東邦大学名誉教授)の報告書を公表した。業務による心理的負荷評価表については、具体的出来事として新たに「顧客や取引先、施設利用者等から著しい迷惑行為を受けた」(いわゆるカスタマーハラスメント)と、「感染症等の病気や事故の危険性が高い業務に従事した」の追加を提案している。同省では、報告書の内容に基づき認定基準を改正し、9月上旬を目途に労働基準局長通達を発出するとしている。特集では、報告書のポイントの紹介のほか、参考資料として具体的出来事の統合関係一覧表や新たな評価表などを掲載する。
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