平均賃金は加重平均で1万923円・3.67% ダイジェスト一覧

特集春闘特集

2023年春闘特集 IV

平均賃金は加重平均で1万923円・3.67%

 新型コロナウイルスの感染症法上の分類が「5類」に引き下げられるなど、コロナ禍の収束が見え始めた中で迎えた2023年春闘。連合(芳野友子会長)によると、5月8日の時点で妥結済みの組合は76.2%に上り、うち賃金改善分を獲得した組合は58.2%で、「2014闘争以降最も高い」割合だとしている。平均賃金(定昇相当込み賃上げ計)は加重平均で1万923円・3.67%となり、昨年同時期と比べて4763円増・1.57ポイント増となっている。従業員規模別では「300人未満計」が8328円・3.35%(昨年同時期比3331円増・1.33ポイント増)となっており、このほか「〜99人」が7040円・3.03%、「100〜299人」が8764円・3.44%などとなっている。

News

  • 妥結額は1万3110円で30年ぶりの高水準に(経団連が大手の賃上げ回答状況(第1回集計)を公表)
  • 中小企業のジョブ型導入事例を示す(政府が「三位一体の労働市場改革の指針案」を公表)
  • 育児時短勤務の給付創設など提案(雇用保険制度研究会が中間整理)
  • 失業認定のオンライン化を試行(今夏より全国9安定所で 厚労省)
  • 子どもの看護休暇、小学校3年まで(厚労省が両立支援研究会に論点案示す)
  • 労働経済指標

特集特別寄稿

今春闘を振り返って

政労使が賃上げの必要性共有し月例賃金改善に重点

(株式会社プライムコンサルタント 執行役員/中小企業診断士 田中 博志)

特集トピックス

「労働契約・労働基準法制」改正のポイント

契約時に就業場所・業務の変更の範囲の明示を義務付け

(山岸純法律事務所・弁護士 山岸 純)

特集トピックス

令和5年度労働保険の年度更新手続の要点

7月10日までに手続きを

判例詳解

連載259 住友不動産株式会社事件(令5・2・10 名古屋地裁判決)

“ 事業場外みなし” を否定も固定残業代は認定

(実践女子大学非常勤講師 清水 弥生)

連載我が国の人事・労務管理のルーツを探る・第3部

第51回 江戸時代のサラリーマンの生活

「柏崎日記」でみる勝之助の役替えと見分の様子

(栩木 敬)

連載税務相談百例

連載<258 >

税制改正−電子帳簿保存法

(税理士 北林 郁子)

労務相談室

  • 労働基準法トラック運転者の改善基準改正について/サービスエリアで仮眠をとる場合も「休息期間」に当たるか

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