特集新しい経済対策の概要
賃上げ行った企業への税制支援など盛り込む
政府は11月19日、同日開催した第14回経済財政諮問会議を経て、新しい経済対策「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」を閣議決定し、その内容を公表した。経済対策の規模は財政支出55.7兆円、事業規模78.9兆円に上り過去最大規模となっている。政府は今回の経済対策によって、下振れリスクから経済を下支えし、押し上げる直接的な経済効果としてGDP(国内総生産)換算で5.6%程度を見込んでいる。特集では、新経済対策の中から「分配戦略〜安心と成長を呼ぶ『人』への投資の強化」の項目をピックアップし具体的内容を紹介する。新経済対策では、とくに働く人への分配機能の強化として「賃上げを行う企業への税制支援」について言及、岸田総理も「3%を超える賃上げを期待」と発言するなど、賃上げへの機運醸成を図っている。
News
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- 大学卒の事務系は21万9402円(経団連・新規学卒者決定初任給調査)
- 医師の時間外労働の上限を原則年960時間に(労基則を改正する省令案等を了承 24年4月から施行)
- 雇調金特例上限額、1月から減額(地域・業況特例は3月まで維持 厚労省)
- コロナ労災、保険率に反映せず(収支率算定から除外する特例を設ける)
- 賃金引上げ企業、2年連続で減少(改定「実施しない」は二桁に 厚労省調べ)
- 目標の明確化と共有で長時間労働是正に(辻田東京労働局長が日本国土開発を視察)
- テレワーク実施率8割の富士通が優秀賞(「『働く、が変わる』テレワークイベント」表彰式)
- 今月の資料室
特集トピックス
傷病手当金支給期間の通算化Q&Aを公表
「通算して1年6カ月」の期間まで支給に
連載Labor Radar
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Vol.122
連載アフターコロナの選ばれる企業に!テレワーク導入・実務Q&A
第8回 テレワークの情報セキュリティ対策①
ルールの作成・周知や技術的対策を講ずるほか、組織の立場に応じた役割を認識し、担う必要が
連載廃止か?見直しか?退職金制度の再設計
第7回 具体的な見直し手順その1 コロナ時代における人事評価制度の見直しと併せて
中小企業退職金共済は月額最低5000円から掛け金を選択できるが、減額が難しい
連載職場トラブル解決のヒント!
< 91 >ハラスメント調査委員会の位置づけ!
労務相談室
- 労働基準法遅刻した場合、不就労時間分の賃金を減額/遅刻が重なる場合として減給制裁するのは労基法第91条に抵触するか
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