モメンタム維持に向け多様な方法による賃金引上げを ダイジェスト一覧

特集春闘特集

2020年春闘 II

【インタビュー】経団連労働政策本部統括主幹 清家武彦氏に聞く 2020年春季労使交渉に臨む方針

モメンタム維持に向け多様な方法による賃金引上げを

―最新版「経労委報告」で日本型雇用システムの見直しにも言及-

 これまで長時間労働の縮減などインプット面の働き方改革を進めてきた経団連は、一歩進めて働き方改革の「フェーズII」に踏み込み、アウトプットの最大化に力を入れるとする「経営労働政策特別委員会報告」(委員長・大橋徹二経団連副会長、コマツ会長)をまとめた。アウトプットの最大化を図るため働き手のエンゲージメントの高揚やダイバーシティ経営のほか、日本型雇用システムの見直しにも言及。メンバーシップ型の従来の雇用システムだけではデジタル・トランスメーションの時代に適応が困難として、ジョブ型を組み合わせることの提案だ。同報告は毎年の春闘交渉前に発表され、経営側の交渉方針を示すことも大きな役割。賃金引上げについては、「賃金引上げのモメンタム維持に向けて、多様な方法による賃金引上げを企業労使で検討すること」を呼びかけた。連合の「月例賃金にこだわる」姿勢とは一線を画す。変化する労働・雇用についての見解を示す最新版報告の内容を清家武彦労働政策本部統括主幹にたずねた。(聞き手・編集部)

News

  • 副業・兼業に関する制度整備が課題(「新たな成長戦略実行計画策定に向けたたたき台」を政府が議論)
  • 中小企業向けに「特定技能」を解説(日商・東商がパンフレットを作成)
  • 名目賃金32万円余、6年ぶり減少(厚労省・19年毎月勤労統計速報値)
  • 中小の働き方改革の取組を支援(厚労省・経産省が合同チーム立ち上げ)
  • 19年の転職者数、351万人で最多に(総務省・労働力調査詳細集計)
  • 賃上げ理由、労働力定着・確保が8割(6年連続で前年上回る 帝国データ調査)
  • 企業説明会、今月末まで中止決定(新型ウイルス影響で リクルートキャリア)
  • 死亡者数は前年より減少の795人(厚労省・令和元年労働災害発生状況(速報値))
  • 長時間労働の原因の具体的な見直しが必要(働き方改革推進セミナー)
  • 大賞に株式会社グリフィン(ライフ・ワーク・バランス認定企業授与式)
  • 労働経済指標

特集トピックス

同一労働同一賃金直前対策~待遇差の検討と説明義務~

事業主に正社員と短時間・有期労働者間の 待遇差やその理由の説明義務が課せられる

判例詳解

連載220 合同会社税務コンサルティング事件(令元・12・27 大阪地裁判決)

雇用関係を認定し未払賃金の支払い命じる

(実践女子大学非常勤講師 清水 弥生)

連載我が国の人事・労務管理のルーツを探る・第3部

第12回 江戸時代のサラリーマンの生活

転勤、転勤旅費の負担及び鉄道開通以降の日程との比較

(栩木 敬)

連載税務相談百例

連載< 223 >

令和2年度税制改正大綱

(税理士 松岡 基子)

ファイルデータファイル

災害被災地支援活動に関する調査

最大被害規模の平成30年豪雨災害に多様な支援

経団連発表資料より(編集部まとめ)

労務相談室

  • 労働基準法昼休みに交代制の電話当番/休憩時間とは認められず別途与えなければならないか

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