特集「骨太の方針2019」のポイント
就職氷河期世代を3年間で30万人正規雇用化
政府は6月21日、「経済財施運営と改革の基本方針2019」(骨太の方針2019)を公表した。副題は「『令和』新時代:『Society5.0』への挑戦」。安倍首相は「我が国が人口減少、少子高齢化という大きな壁に直面している今こそ、安倍内閣は新しい挑戦としてSociety5.0の実現に力を尽くし、経済社会の構造改革を一層強力に進める」と説明する。「骨太の方針2019」では、多岐にわたる施策の当面の方向性などを示しているが、雇用・賃金関係では⑴70歳までの就業機会確保、⑵中途採用・経験者採用の促進、⑶就職氷河期世代支援プログラム、⑷最低賃金の引上げ、に関する施策などが盛り込まれた。この中で「就職氷河期世代支援プログラム」については、不本意ながら非正規で働く者や長期無業者を対象に、「3年間で30万人の正規雇用化につなげる」とする目標値を掲げている。特集では、「骨太の方針2019」のポイントを紹介する。
News
- 下請法違反の疑い事案等に厳正に対応(厚生労働省等が「しわ寄せ」防止総合対策を策定)
- 妥結額は4764円、アップ率は1.87%(経団連・中小企業賃上げ妥結結果)
- 労災発生していない事業場の賃金加味する必要(労政審部会・複数就業者の労災給付の検討方向性示す)
- 骨太方針・成長戦略に配意した審議を(最低賃金改定の目安について諮問)
- 「いじめ・嫌がらせ」の相談8万件超(個別労働紛争解決制度の施行状況)
- 脳・心臓疾患、精神障害共に労災請求増加(厚労省の「過労死等の労災補償状況」)
- 働き方は「人並みで十分」が6割強(「働くことの意識」調査)
- 外国人雇用の常態化に向け環境整備を(大阪で「初めての外国人雇用セミナー」)
- 今月の資料室
連載Labor Radar
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Vol.95
連載「多様な働き方」時代の賃金設計
<49>賃金制度を運用する際の重要な論点⑪
定年前フルタイム雇用者の基本給ルールを定める
連載中小企業のはじめての外国人雇用
第4回 在留資格「技術・人文知識・国際業務」とその手続き
在留資格変更を出入国在留管理庁が“3つの基準”で総合的に判断する
連載職場トラブル解決のヒント!
< 62 >炎上しないための心構え!
労務相談室
- 労働基準法法定労働時間1週44時間が認められる特例事業場/どのような事業場が対象なのか
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