特集春闘特集
2019年春闘特集 I
【インタビュー】連合総合労働局長 冨田珠代氏に聞く 2019春季生活闘争に臨む方針
「賃金水準」重視に向けた連合の戦略
昨年11月30日に開いた中央委員会で、連合は「2%程度」を基準とする賃上げ要求基準を決定した。定昇相当分を含めれば4%程度となる。ベア要求は6年連続、2%の要求基準は4年連続となる。賃上げの流れが継続し、賃上げ要求する組合の裾野は広がり、さらに中小組合の健闘が光っている昨今の春闘だが、規模間・雇用形態間の賃金水準をみると格差は縮小せず、賃上げの流れが隅々まで浸透せず「未だ届いていない」層があるというのが連合の認識だ。このため、今春闘では働きの価値に見合った賃金の絶対額にこだわり、「上げ幅」のみならず「賃金水準」を追求するなど、春闘の「再構築」に着手している。連合方針に呼応して構成組織が中小組合の要求をどのように組み立てるかが今春闘の大きな課題。複雑になった2019年の春闘の背景とその内容を冨田珠代連合総合労働局長にたずねた。(聞き手・編集部)
News
- 妥結額は86万2986円で過去最高に(厚生労働省・平成30年「年末一時金妥結状況」)
- 大学の内定率は87.9%で過去最高(厚労省・大学等卒業予定者の就職内定状況(平成30年12月1日現在))
- 雇用保険等の追加給付を実施(厚労省が問い合わせ電話番号を開設)
- 2040年の就業者数1200万人余減少(厚労省が雇用政策研に需給推計示す)
- 給与総額、最大1.2%のプラスに(毎月勤労統計の再集計・修正値を公表)
- 製造業の平均賃金は37万2916円(経団連・2018年定期賃金調査結果)
- 労働経済指標
判例詳解
連載207 協同組合つばさ事件(平30・11・9 水戸地裁判決)
技能実習生の請負作業で未払残業代の支払い命じる
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連載続・我が国の人事・労務管理のルーツを探る
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第36回 三井家の奉公人の労働条件(36)明治初期の越後屋呉服店の実態-その3-
連載税務相談百例
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平成31年度の税制改正大綱
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「人事」「IT」事業等の給与の実態
「人事」スペシャリストの年俸は550〜1000万円
ロバート・ウォルターズ・ジャパン調査資料より
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- 労働基準法賃金支給日が大型連休と重なった場合/繰り下げて支給をすることは違法か
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