特集令和4年人事院勧告
〜国家公務員の給与及びボーナス等〜
給与、ボーナスを3年ぶりに引上げ
人事院(川本裕子総裁)は8月8日、民間給与との較差を埋めるため、令和4年の国家公務員の給与(月例給)およびボーナス(特別給)を引上げる旨国会と内閣に勧告した。給与、ボーナスともに3年ぶりの引上げ。人事院の調査では公務員の給与は平均40万5049円で、民間と比べて921円(0.23%)下回る。また、ボーナスも平均4.30月となり、民間(4.41月)を0.11月下回った。同院では「民間における賃金の引上げを図る動きを反映」したものとしている。また「フレックスタイム制の活用による柔軟な働き方の推進」を提出。コアタイムやフレキシブルタイムを柔軟化する案を提示し、「各府省・部署ごとに最適なパターンを内規により設定可能とすることが適当」とした。(写真は人事院の川本裕子総裁(左)から勧告を受け取る岸田文雄首相=8日、首相官邸。時事)
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- 労働基準法残余の年休を取得して退職した労働者への家族手当/不支給は労基法136条に抵触するのか
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