労働者が申し立てる事後型の金銭救済制度を提言 ダイジェスト一覧

特集解雇無効時の金銭救済制度に係る法技術的論点に関する検討会 報告書のポイント

労働者が申し立てる事後型の金銭救済制度を提言

 厚生労働省の「解雇無効時の金銭救済制度に係る法技術的論点に関する検討会」(座長・山川隆一東京大学大学院法学政治学研究科教授)は4月11日に第17回会合を開き、仮に解雇無効時の金銭救済制度を導入するとした場合の法技術的な仕組みや方向性などについて検討した報告書をまとめた。報告書では、裁判等で解雇が無効と判断されても職場に復帰できないケースが3〜4割程度あり、実際には解決金の支払による合意解約となるケースも少なくないと指摘。労働者の選択肢の1つとして、あくまでも「労働者が申し立てる事後型の金銭救済制度として検討を進めるべき」と提言している。

(編集部)

News

  • 税制の拡充で中小企業の賃上げを推進(「骨太の方針2022」が閣議決定)
  • 雇用保険制度の中長期的な課題を議論(育児休業給付の財源など焦点か 研究会初会合)
  • 男女間賃金格差の開示、7月に施行(政府〝女性版骨太の方針〟を決定)
  • 雇調金特例措置を9月末まで延長(原油・物価高影響を懸念 厚労省が方針)
  • 死亡者数867人で4年ぶりの増加(厚労省・21年の労災発生状況)
  • 注意点を記したハンドブックが追加(テレワークセキュリティの手引き第3版)
  • テレワーク導入企業が5割超す(総務省・令和3年通信利用動向調査)
  • デジタル技術活用の企業事例を3例紹介(2022年版ものづくり白書)
  • 今月の資料室

連載Labor Radar

-最新の労働トピックをお届けします-

Vol.127

連載アフターコロナの選ばれる企業に!テレワーク導入・実務Q&A

第14回 導入後の課題②

管理職の明確な指示や「つながらない権利」の理解などがハラスメント防止の観点から重要に

(特定社会保険労務士/毎熊社会保険労務士事務所 毎熊 典子)

連載中小企業向けの わかりやすい!運用しやすい!就業規則

第2回 規則の「体裁」と「法律用語」

複雑な用語をわかりやすい表現に

(執筆:北村 庄吾 社会保険労務士(ブレイン社会保険労務士法人代表社員)監修:中原 茂 弁護士(中原総合法律事務所代表弁護士))

連載職場トラブル解決のヒント!

< 97 >パワハラ調査と自宅待機命令

(弁護士 岸田 鑑彦)

ファイルデータファイル

2021年「退職金、年金及び定年制事情調査」

20年度の定年退職金平均額は1872万9000円

中央労働委員会調べ

労務相談室

  • 労働基準法1回について1万円の手術手当を支給した場合の残業/割増賃金の計算はどのように行うか

【先見労務管理】読者会員専用サイトでは以上の記事の全文(PDF)を閲覧できます。

2022年6月25日号の目次(PDF)はこちら

管理・監督者のための実践情報誌【先見労務管理】   労働調査会の定期刊行誌

■管理・監督者のための実践情報誌【先見労務管理】労働調査会の定期刊行誌

雇用管理・賃金管理を中心に、事例紹介や運用実務を解説しています。特集では、人事・労務担当者に役立つ今日的な人事労務問題をタイムリーに紹介。日常の労務管理に欠かせない各種統計資料も多数掲載しています。また、「労務相談室」では、読者からの問合せに対し、専門の担当者が、労務管理上の問題解決のノウハウや各種資料データを、電話、FAXなどでお答えしています。

  • 雇用管理・賃金管理を中心に豊富な情報を掲載
  • 難しい法律改正の内容を専門家が分かりやすく解説
  • 実務担当者に役立つ今日的な人事労務問題をタイムリーに紹介
  • 日常の労務管理に欠かせない各種統計資料も多数掲載
  • リアルな「労務相談」、シリアスな「労働判例」など必見の連載が満載

見本誌(無料)の送付・ご購読お申し込みはこちら