特集2021年年末一時金の展望
アフターコロナ見据え下げ止まる可能性も
新型コロナウイルスの新規感染者数の増減に合わせて経済活動の制限と緩和が繰り返される中で、日本の景気は緩やかながら持ち直しの傾向を見せている。このような状況のなか、今期年末一時金はどのような見通しとなるのか。三菱UFJリサーチ&コンサルティング調査部の小林真一郎氏に2021年年末一時金の展望を解説いただく。小林氏は「年末一時金を取り巻く状況は徐々に好転しつつある」とする一方で、「業種によって格差があり、中には夏季一時金に続き、年末も支給が大幅に抑制される、ないしは支給自体が見送られる企業もある」と分析する。その上で「アフターコロナ期を見据えてインセンティブを高めていく必要があることなどを勘案すると、年末一時金は下げ止まる可能性が高い」と見ている。
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