特集春闘特集
2021年春闘特集 I
【インタビュー】UAゼンセン書記長 古川大氏に聞く 2021労働条件闘争に臨む方針
ポストコロナを見据えベア継続を目指す
—正社員・短時間組合員ともに2%を目標、最低水準設定し底上げ—
UAゼンセンはわが国最大の産別組合だ。組織人員は約179万人、全国中央組織の連合組合員の4分の1を占める。組合員数の減少が続くなかで、UAゼンセンは組織人員数を増やし続けている希な存在だ。組織運営は「製造産業」「流通」「総合サービス」の3部門構成で行っているが、流通部門の組合員が100万人を超えるなど、各部門とも大規模なため22部会に分けている。第3次産業の組合が多いことから女性組合員と短時間労働組合員の比率が高いことが特徴。共に6割と過半数を占める。1946年7月に結成された前身のゼンセン同盟時代から、UAゼンセンは春闘で強いリーダーシップを発揮してきた。コロナ禍の今春闘は多様な産業・業種が加盟するUAゼンセンにとっても苦境だ。賃上げ要求基準は、産業間・企業規模間・働き方(雇用形態)間格差の是正を基本に、定昇を実施したうえで、「2%までの幅を目標に賃金を引き上げる」と決定。ミニマム水準と到達水準などの指標を設定し、底上げを図っていく。短時間組合員は時間額で制度昇給分プラス2%が目標。UAゼンセンの21闘争方針を古川大書記長に聞いた。(聞き手・文 編集部)
News
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